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推論

条件を整理し、表・図・場合分けで『必ずいえること』を判定する分野です。SPIでは、順序・対応・位置関係・発言の真偽などが頻出です。コツは、頭の中で追わずに、条件を可視化して矛盾を消すことです。

典型問題
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演習問題
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解き方のコツ

典型問題と解説

典型 1

A・B・C・Dの4人が1列に並ぶ。AはBの左、CはDの右、BはCの隣ではない。左から2番目は誰になりうるか。

1. 条件を並びに直す。A < B、D < C、BとCは隣でない。

2. 4人しかいないので、AB と DC の相対関係を見ながら並べる。

3. A D C B は A<B, D<C を満たすがBとCが隣になるので不可。

4. A D B C を確認すると A<B、D<C、BとCは隣でない—すべて可。

5. この並びでは左から2番目はD。ほかの可の並びも試し、2番目候補を集める。

ポイント: 並びの推論は『相対条件』『隣接条件』『端条件』を分けて処理する。
答え: 左から2番目になりうるのはDまたはA。
典型 2

5人 P,Q,R,S,T のうち、会議に参加したのは3人だけ。Pが参加ならQも参加、Rが不参加ならSも不参加、Tは必ず参加。このとき必ずいえることは何か。

1. Tは参加確定。残り2枠。

2. 『P→Q』なので、Pが入るならQも必要。

3. Rが不参加ならSも不参加。R不参加だとS不参加となり、残り参加者がP,Qに制限される。

4. T固定で組合せを試すと、{T,P,Q}、{T,R,S}、{T,Q,R} などを検討できる。

5. どのケースでもTは参加している。

ポイント: 『必ず』問題は、成り立つ例と成り立たない例を1つずつ作ると切れる。
答え: 必ずいえるのはTが参加。
典型 3

A,B,Cの3人の発言がある。A『Bはうそつきだ』、B『Cはうそつきだ』、C『AとBのうち少なくとも1人はうそつきだ』。正直者は1人だけとすると、正直者は誰か。

1. 正直者が1人だけなので、各人を正直者と仮定して矛盾を見る。

2. Aが正直者ならBはうそつき。Bがうそつきなら「Cはうそつきだ」は偽なのでCは正直者になる→正直者が2人となり矛盾。

3. Bが正直者ならCはうそつき。Cがうそつきなら「AとBのうち少なくとも1人はうそつき」が偽→AもBも正直者となり矛盾。

4. Cが正直者なら「AとBのうち少なくとも1人はうそつき」は真。A,Bはともにうそつきで矛盾なし。

ポイント: 真偽推理は仮定→連鎖→人数条件で詰める。
答え: 正直者はC。
典型 4

5冊の本 a,b,c,d,e を横一列に並べる。aは端でない、bはcより左、dとeは隣り合う。このとき、aを中央に置けるか。

1. 問いは可否判定なので、条件を満たす具体例が1つ作れれば『置ける』。

2. aを3番目(中央)に置く。

3. d,eを隣り合わせ、b<c を満たすように並べる。

4. 例えば b d a e c は、aは端でない、b<c、dとeが隣り合う、の全てを満たす。

ポイント: 可否だけなら総当たり不要。構成例を1つ作る。
答え: 置ける。(例: b d a e c)
典型 5

あるクラスで英語・数学・国語の小テストを行った。英語が80点以上なら数学は70点以上、国語が60点未満なら英語は80点未満、数学が70点未満の生徒がいた。このとき必ずいえることは何か。

1. 条件を記号化する。E80↑ → M70↑、J60↓ → E80↓、M70↓の生徒が存在。

2. E80↑ → M70↑ の対偶は M70↓ → E80↓。

3. 数学70未満の生徒がいるので、その生徒は英語80未満。

4. 国語については何も確定しない。

ポイント: 条件推論では対偶が使える形かをまず見る。
答え: 英語80点未満の生徒が少なくとも1人いる。

演習問題

まず自分で解いてから、答えを確認しましょう。

演習 1

X,Y,Z,Wの4人が一列に並ぶ。XはYより左、Zは端ではない、WはYの隣でない。左端になりえないのは誰か。

答え: YとZ。YはXより必ず右なので左端になれない。Zは端に置けないため左端にも置けない。
演習 2

3人 A,B,C のうち、少なくとも1人は本当のことを言う。A『Bはうそつき』、B『Cはうそつき』、C『Aは正直者』。必ずいえることを述べよ。

答え: B,Cのどちらかは正直者である。(Aが正直なら C も正直、B だけ正直のケースも成立するため、少なくとも B または C のいずれかが正直者)
演習 3

P,Q,R,Sの4人が別々の部署に所属する。Pは営業ではない。Qは開発か人事。RはPと同じ部署ではない。Sは人事ではない。追加条件を1つ仮定して、表を作って整理せよ。

答え: (例)追加条件「Pは経理」と仮定すると、P=経理、Q=開発か人事、R≠経理、S≠人事。Q=開発ならR=人事,S=営業など確定。表で整理して矛盾がないか確認する。
演習 4

5人が円卓に座る。AはBの隣、CはDの向かい、EはAの隣ではない。配置できるかを判定せよ。

答え: 配置できない。5人の円卓では「向かい」の席が存在しないため(隣の人しかいない)、CとDが向かい合う条件を満たせない。
演習 5

『晴れなら試合をする』『試合をしないなら練習もない』『今日は練習があった』。必ずいえることを述べよ。

答え: 今日は晴れで試合があった。(練習あり→試合あり、の対偶: 試合なし→練習なし。さらに試合あり→晴れ、の対偶: 晴れでない→試合なし→練習なし。練習があったので、試合があり、晴れだったとわかる)